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「専門特化」する事は半分正解、半分不正解です。

毎度です!

 

 

大阪吹田市・江坂の司法書士兼

家族信託専門士の

廣森良平です。

 

 

本日は、マーケティングのお話しです。

 

 

マーケティング関連の書籍を読むと

よくこんな事が書かれています。

 

 

「ある一つの分野に特化せよ!」

「ある一つの分野の専門家になれ!」

 

 

こういう事を私は

「尖りの戦略」と言っております。

 

 

例えば、司法書士で言うと、

「家族信託に専門特化した司法書士」

「成年後見業務に専門特化した司法書士」

「外国人の不動産登記業務専門の司法書士」

「過払請求に特化した司法書士」

「債務整理に特化した司法書士」

「破産・個人再生に特化した司法書士」

等などです。

 

 

そして、

HPやブログで上記のように打ち出すと、

それを見た方は、

「専門にしているからその分野に詳しそう!」

という事でその分野の依頼をするわけですよね。

 

 

具体例をあげると、

ラーメン専門店のラーメンと

中華料理屋のラーメンの

皆さんはどちらが食べたいですか?

 

 

恐らく、ラーメン専門店だと思います。

 

 

中華料理屋はラーメンも餃子も

チャーハンもホイコーローも色々あり過ぎて

どの料理も中途半端な味と

思ってしまうからです。

 

 

一方で、

ラーメン専門店はラーメンを専門にしているので、

「味を徹底的に研究してそう!」

と思うからです。

 

 

以上の様な考え方から、

士業に限らずほとんどのビジネスにおいて

「尖れ!」

と色々なコンサルタントが

我々にアドバイスをするわけです。

 

 

しかし、

私はこの考えは半分正解、

半分不正解だと思っています。

 

 

先ほどのラーメンの例でいうと、

ラーメンを食べる人は

たくさん存在します。

 

 

ラーメンを食べる人が

たくさん存在するからこそ、

ラーメンだけを売っても、

それなりに売上があがるのです。

 

 

しかし、

その専門の商品やサービスを買ったり、

利用したりする人が

少ない場合はどうでしょう?

 

 

当然、大した売上になりません。

 

 

私は特に司法書士は

「地域密着」「地元密着」という

小さい範囲で小さい規模でするのが

一番ベストだと思います。

 

 

この理由については、

また別の機会にお話したい思います。

 

 

となると、

小さい範囲には当然人口も少なく限られているわけですので、

司法書士として何か専門特化したからといって、

売り上げがすんなり上がるとは限りません。

 

 

大都市ではそうでもないと思いますが、

吹田市という地方都市になると

この傾向は顕著だと思います。

 

 

では、どうすればいいのか?

 

 

色々な分野のサービスや商品で

展開するしかないわけです。

 

 

つまり、

「なんでも出来ます!」

という状態です。

 

この「なんでも出来ます!」は

「なんにも出来ません」

と同じ意味だと

よくマーケティング関連の書籍に書かれています。

 

 

しかし、「地域密着」・「地元密着」

という小さい範囲で勝負するなら、

この「なんでも出来ます!」

というスタンスは非常に大事なポイントだと

私は思います。

 

 

これからは、

「なんでも出来る」司法書士が

地方都市では生き残れると

私は確信しております。

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。