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成年後見人の代理権の終了時

毎度です

 

不動産営業出身 大阪・吹田市の

 FP(ファイナンシャルプランナー)兼

司法書士 廣森良平です。

 

 

 

今日は私の担当である、

 

成年被後見人の方のお通夜でした。

 

 

2年間という短いお付き合いでしたが、

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

さて、

 

私たち司法書士の業務の中には、

 

成年後見関係の仕事があります。

 

 

 

簡単にいうと

 

判断力が乏しくなった方を

 

法律的に保護するために、

 

私たち司法書士が代理人として

 

家庭裁判所から選任されます。

 

 

なので、

 

法律上の代理人、

 

つまり「法定代理人」と言います。

 

 

ところで、

 

今回ご本人様がお亡くなりになられると、

 

私の代理人という権限は

 

法律上、無くなります。

 

 

 

となると、

 

 

ご本人様がお亡くなりになられた後の、

 

色々な手続きや支払い等はどうするのか?

 

 

 

ちなみに、

 

私には法律上の代理権はありません。

 

 

さて、どうなるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうなるとと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もはや、もう、ここまで来ると

 

「道義的な心」です。

 

 

 

 

さて、

 

この様な場合、道義的な気持ちで、

 

ご本人様(今回でしたら、ご本人の相続人)のために、

 

色々する事を、民法上、

 

「事務管理」と言います。

 

 

 

今回でしたら、

 

私はご本人様と生前に面識があり、

 

色々な作業を法律上の責任をもって、

 

行っていたわけです。

 

 

 

そこで、

 

法律上、代理権が無くなったからと言って、

 

「業務は終了です。」

 

というのも酷なような感じがします。

 

 

なので、

 

今回のケースにおいて、

 

私の代理権は消滅していますが、

 

私が必要可能な限り、

 

相続人に成り代わって、

 

色々な手続きをしないといけない事になります。

 

 

 

ところで、

 

私は一度、後見関係の仕事で

 

死後の事務はもちろん、

 

お通夜からお葬式から骨上げから永代供養までを

 

取り仕切った事があります。

 

 

 

その時は、ある事情があって、

 

相続人全員から嘱託があり、

 

相続人全員と死後事務に関する契約を致しました。

 

 

法律上、不備無く、

 

そして、法律上決められた権限以上の事はしてませんが、

 

仕事の内容は全く法律とは関係ありません。

 

 

事務的にも精神的にもタフな仕事でしたが、

 

相続人全員に対して、終了報告をした時は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて、

 

ここまで人から感謝された事の無い位の

 

感謝をされました。

 

 

 

 

だから、

 

仕事を極めた人って、

 

僧になったりするんでしょうね。

 

 

 

私が毎月参加している「一休会」という交流会に、

 

私の知り合いの不動産会社の社長で

 

密教を極めた僧侶の資格もお持ちの方が

 

いらっしゃいます。

 

 

 

今日は、

 

その方から、一度、

 

「仕事と仏教の接点」について、

 

ゆっくりとお話しをお聞きしたいと思いました。

 

 

以上

不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、

不動産業界出身司法書士兼

ファイナンシャルプランナーの廣森でした

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。