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廣森の経歴 激動の不動産営業マン時代  その6

毎度です

 

不動産営業出身 大阪・吹田市の

 FP(ファイナンシャルプランナー)兼

司法書士 廣森良平です。

 

 

前回の続き・・・。

 

 

 

仕事は売れ残った 新築マンションの販売です。

 

 

 

 

現場は、出来上がったマンションの一住戸を

 

販売事務所としている事に、

 

素人の僕はびっくり しました。

 

 

 

 

「あ~、こんなんやねんや!」と思いつつ

 

そして、

 

他の売れ残った一住戸を家具を設置したモデルルーム

 

リビングを交渉・接客スペース

 

洋室一部屋を販売スタッフ待機室となっていました。

 

 

 

 

「従業員のトイレはどうすんのかな~?」と思い、

 

「すんません!トイレもこの部屋のん使っていいんすか?」と聞くと、

 

「アカン!1階の管理人室のを使え」だとの事です。

 

 

 

 

「まあ、そらそやな!?」と思いながら、

 

販売事務所・モデルルームの掃除が始まりました。

 

 

 

 

「掃除だけなら自信あり!」

 

誰も気づかないような所を

 

せっせと掃除していましたが、

 

他の社員の掃除をみると

適当に掃除を済ませている様子です。

 

 

 

 

「ホンマに適当やな~・・・。」

 

「だから、売れ残るやろな~・・・。」

 

と素人なりの素直な気持ちでした。

 

 

 

 

掃除終了後、

 

「何すんのかな~?」と思い、

 

「チラシ撒き」行くぞ!という事になり、

 

車である地域まで運ばれ

 

そこで一人降ろされて、

 

団地やマンションや一戸建てのポストに

 

チラシの投げ込み です。

 

 

 

 

「不動産屋って、こんなことせなアカンねや・・・。」

 

少し、絶望感 を持ちましたが、

 

「まあ、知らん土地を散歩すんのもエエやろ!?」

 

と思いながら、のほほーんとやっていました。

 

 

 

 

チラシ撒きが終了し、お昼すぎに帰ると、

 

29歳のY課長が「メシにしようか!」という事で、

 

僕は近くの「かまどや」まで

 

みんなの弁当の買い出しです。

 

 

 

 

 

つまり、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシリです。(笑)

 

 

 

29歳Y課長  「俺、とんかつ弁当ごはん大盛りとお茶!」

 

29歳Hさん  「俺、ハンバーグ弁当!とウーロン茶」

 

24歳K主任  「俺、から揚げ弁当!とおーいお茶。それと、タルタルソースと!」

 

23歳S社員  「俺、から揚げ弁当明太乗せ大盛りと爽健美茶」

 

24歳K主任  「あっ!?やっぱり、俺も明太乗せ!ごはんは普通で!」

 

とみんな、学生時代の部活の先輩のノリです。

 

 

(わかった!わかった!からメモするから順番に言ってくれ!

 

心の中で思いながら、

 

一人一人の希望をメモして、

 

パシリとして弁当の買い出しへいく。

 

 

 

 

全て購入後、現場事務所に戻り、

 

一人一人に弁当を配ると、

 

24歳K主任  「あれ!?タルタルは?!」

 

27歳の僕   「えっ?!入ってませんでしたか?!」

 

24歳K主任  「無いよ!俺のタルタル入ってないよ!」

 

27歳の僕   「ホンマですか?!」

 

24歳K主任  「ひろもり君!頼むよ!!!」

 

        「お使いくらい、まともに出来んのん?!」

 

27歳の僕   「す、すんません!!今からもう一度行ってきます!!」

 

24歳のK主任 「うん!!今から行って来て!!」

 

(タルタルソース位でそんなにお騒ぎすんなや!

 

心で叫びながら、タルタルソースだけ再度パシリにいく。

 

 

 

 

27歳の僕  「タルタルソース買ってきました!」

 

24歳K主任  「これが無いと、から揚げが食べれんのんよ!」

 

27歳の僕  「すんません!以後気を付けます!」

 

(子どもか!! 心で叫びながら

 

一人で砂を噛むように

 

僕は、一番安いのり弁を食べていました。 ←(当時ホンマニお金が無かったのです(笑))

 

 

 

すると、つい最近中途入社してきた29歳Hさんが

 

「廣森君!現場で弁当は大事やで!」

 

「喰いもんでキレる奴もおるからな!!」

 

「パシリやと思ってたらエライ目見んで!」

 

「弁当の買い出しも新人の立派な仕事やからな!」

 

やさしく言ってきてくれました。

 

 

 

僕も「そやった!そやった!」

 

「パシリも大事な仕事やったわ!」

 

「勉強ばっかりやってて、少し社会から離れとったもんな~」

 

「トラックの運転手はしてたけど、基本人間関係で悩まんかったし」

 

「パシリのプロになったろ!」

と思うようにしました。

 

 

 

 

昼飯が終わると、

23歳のS社員からの研修が始まりました。

 

 

 

 

マンション用語・資金計算の仕方です。

 

 

 

2時間位で終了し、

 

「これで、廣森君も明日から接客出来るな!」と言われ、

 

(「えっ ?!研修って、たったこんだけ?!」)

 

ツッコミ たくなりましたが、

 

「まあ、そういう業界やねんやろ・・・。」と思い

諦めました(笑)。

 

 

 

 

さらに、

(「しかも、接客出来る位、客なんか来ーへんやん!?」)

 

ツッコミ たくなりましたが、

 

ここは当然、そんな事はいいませんでした。

 

 

 

 

よし「電話営業するぞ!」という事で、

 

「廣森は最初の1時間はみんながどういう風に話しているか聞いとき!」

 

と課長に言われ、

 

私は耳を澄ませ、「言い回し」や「話法」を

 

懸命にメモ を取っていました。

 

 

 

みんなは過去の来場者

 

値引きやサービスをほのめかすような電話で

 

来場を促している様子で、

 

「僕も同じ事をするんやろな~」

 

と思っていました。

 

 

 

 

ところが、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんと、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電話帳1冊を渡されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ?!何?!これ?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電話帳で手当り次第掛けろって事?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそやろ・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きは次回・・・・・・・・・・・。

 

 

以上

不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した

不動産業界出身司法書士兼

ファイナンシャルプランナー(FP)の廣森でした。

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。