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コンプライアンスという言葉が、あまり好きではありません。

毎度です

 

不動産営業出身 大阪・吹田市の

 FP(ファイナンシャルプランナー)兼

司法書士 廣森良平です。

 

 

本日、ヤフーのニュースでこんなのがありました。

 

認知症女性の5千万解約、日興社員「実弟」偽る

 

 

 

 

簡単に言うと

 

認知症である女性の他の会社の投資信託を実の弟として解約し、

 

その資金を自社の金融商品購入に充てられたというもの。

 

 

 

もちろん、この認知症の方には、

 

判断能力(意思能力)が無いので、

 

解約も金融商品購入も法律的に言うと無効です。

 

 

 

恐らく、この証券会社は超一流であり、

 

社内的にもコンプライアンスは周知徹底していると思います。

 

 

 

それでもなお、この様な事件が起きてしまう・・・。

 

 

 

同じ様な不正は、

 

弁護士

 

司法書士

 

税理士

 

公認会計士の業界でも存在します。

 

 

 

以上挙げた士業は

 

「コンプライアンス」が当たり前

 

国から独占業務を与えられた

 

法律の専門家です。

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、日本の法律の番人です!

 

 

 

なので、

 

一般企業で不正が発覚する事はまだ分かりますが

(実際あってはならないが)、

上記士業は法律の番人なので

 

士業の不正は言語道断です。

 

 

 

さて、

先程から「コンプライアンス」という

キーワードが出てきましたが、

実は、私、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンプライアンスという言葉があまり好きではありません。

 

 

 

 

 

法律の専門家が何を寝言を言うてんねん!

と思われるかもしれません。

 

 

 

これは、決して法律違反をするという事ではなく、

依頼者及びお客様の事を考えたら、

法律違反なんて、やりたくても、


絶対にする事なんて出来ません。

 

 

 

こんなもんは、実は、小さい時に、

「人の物(お金)を取ってはダメですよ!」


「他人様に迷惑を掛けてはダメですよ!」

と、両親から躾けられた事のある方なら

普通に分かる事です。

 

 

 

それでもなお、

なぜ、士業が法令違反をしてしまうか?

 

 

 

私は司法書士なので、

 

司法書士業界での具体例を挙げると

 

以下のとおりです。

 

 

 

 

司法書士と大口取引先との

 

のっぴきならない関係上、

本来踏むべきはずの手続きを省略してしまい、

 

利害関係人に多大な損害を与えてしまう事です。

 

 

 

 

 

そして、さらに、

 

具体的な仕事の内容を挙げると、

 

「不動産売買における高齢者の意思確認です。」

 

 

 

懇意にしている会社に迫られて、

手続きの省略をしてしまう事は、

私も心情的に、少しは理解できます。

 

 

 

なぜなら、

ここで融通を利かさないと、

今後、その会社との取引が打ち切りになり、

事務所経営がうまく行かなくなる可能性があるからです。

 

 

しかし、そうは言っても、

司法書士のたかだが知れてる報酬のために、

依頼者やお客様の利益を害してしまう事は

絶対にあってはならないと思います。

 

 

 

結局、自分の事しか考えず、

事務所の売上を第一に考えてしまい、

依頼者やお客様の事を二の次に考えるから

この様な事が起きるのです。

 

 

ところで、

私も事務所を経営しており、

取引先から取引を打ち切られるという事は

断腸の思いです。

 

 

 

しかし、

士業が自分の利益だけを追求し、

依頼者やお客様を二の次と考えたら、

日本の士業の信用は地に落ちてしまうと

私は思います。

 

 

 

「武士は食わねど高楊枝」

という言葉があります。

 

 

 

これは、たとえ貧しい境遇にあっても、


貧しさを表に出さず


気位を高く持って行きるべきだ

という意味です。

 

 

 

私達士業は、

自分の理念で仕事が減り、

売上が減っても、それでもなお、

自分の理念を貫き通さないといけない。

 

だからこそ、

弁護「士」

司法書「士」

税理「士」

会計「士」という「士」の一文字が

お国から与えられているのであると

私は確信しています。

 

 

 

士業における「公益性と倫理感の保持」

事務所経営における「営利追求」

全く、相反するものです。

 

 

 

公益性と倫理観だけでは、

事務所経営は成り立ちません!

 

営利追求だけだと、

少しでも軸がぶれると資格を剥奪されます!

 

 

 

 

なので、


士業において、


これからの時代は、

公益性と倫理観の保持という大きな親ガメの上に


営利追求の子ガメが仰山乗っているような感じの士業が


生き残る時代になるでしょう。

 

 

つまり、

 

親ガメが大きければ大きい程、

 

大きな子ガメ(親ガメ程、大きくはないが)を

 

沢山乗せる事が出来るのです。

 

 

 

 

 

よって、私なりに自分で出した答えは、

「ネットの営業とリアルの営業の融合」、

「ネットでも、リアルでも自分の理念・信念の発信」

「司法書士業務」+「FP業務」=「無限の可能性」です。

 

 

 

つまり、

 

私は上記「FP業務」

 

「お金」「マーケティング」の知識や知恵が

 

「子ガメ」だと思ってます。

 

 

 

 

 

 

私は、この「子ガメ」を沢山乗せる事が目標です!

 

 

 

そうすれば、

 

小が大に勝てる事も出来るし、

 

新発事務所が老舗の事務所に勝てると思います。

 

 

以上

不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、

不動産業界出身司法書士兼

ファイナンシャルプランナーの廣森でした

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。