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相続・遺言
相続登記の意外な発見!?
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
相続登記手続きで、
意外な発見がありました。
それは、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「相続登記、つまり相続人に名義変更をしてしまうと、
莫大な相続税がかかってしまうじゃないか!」
と誤解されている方が
本当に多いという事です。
なので、
土地とお家の持ち主であるご主人や
両親やおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなっても、
相続登記を放置したままの方が、
意外にも多くいらっしゃるという事です。
実は、みなさん・・・・。
全く関係ありません。
実は、
相続登記をしたからと言って、
相続税がかかるわではありません。
ここで、相続税がかからない
と言うと誤解があるので補足しますが、
相続税は基礎控除以内の財産であれば、
相続税はかかりません。
ちなみに、
基礎控除額とは、
5000万円+法定相続人の数×1000万円という数式で
算出された範囲内の財産であれば、
相続税がかからないというものです。
なお、
事例を交えて説明すると
法定相続人数3人の時は、
5000万円+3×1000万円=8,000万円が
基礎控除額となります。
つまり、
相続の財産が8000万円を超えてなければ、
相続税はかかりません。
なので、
相続登記をしたから相続税がかかるというわけではなく、
相続税の基礎控除を超えると相続税がかかるわけです。
ところで、
相続登記をほったらかしにするとどうなるのか?
年月が経てばたつほど、
財産を受け継ぐ権利のある相続人であったものが亡くなり 、
その亡くなった人には子どもが3人おり、
さらにその子どもの一人が亡くなっており 、
その亡くなった子どもには子どもが4人おり、
さらには、その子どもの内、一人が行方不明になったり
という具合になってしまいます。
余談ですが、
相続人調査で相続人の人数の
私の今までの最高記録が、、、、、、、、、、、、、、、
なんと47人です。
つまり、
47人全員から実印と印鑑証明書と一筆を
貰わないといけません。
ですが、
結局、実印と印鑑証明書と一筆を全員から貰えなかったので、
相続登記が出来ませんでした。
みなさんも容易に想像がつきますよね!
人が多ければ多い程、
ややこしくなることを・・・。
つまり、
時が経てば経つほど、
かかわってくる人間が
いやでも増えてしまうという事です。
それに、
回りの人たちが色々な法律的な入れ知恵 をしたりして、
余計ややこしくなると言う事も理解できると思います。
だからこそ、
「相続登記はお早目に !」
というキャッチフレーズまでもが
出来上がっているのです!
なので、皆さん!
「相続登記を放置していると間違いなく揉めます! 」
私は、「早く相続登記をしておけば良かった! 」
と後悔されている方を
鬼の様に見てます!
つまり、、、、、、、、、、、、、
腐るほど見てます!!
これは、
法律に携わるもの全員が全員
同じ経験をしております。
なので、
後の事を考えたら、
是非とも、お早目に
相続による名義変更登記をすべきです。
逆に、その方が
時間もかからないし、
手間もかからないし、
お金もかからないし、
親戚間で嫌な思いをする事もありません。
法律家は職業上、
自分自身のリスクヘッジのため、
言い切る事について、二の足を踏みますが、
「相続登記はお早目に!」
というキャッチフレーズは、
全員が全員、言い切る事が出来ると思います!
なので、
何度も口を酸っぱく言いますが、
「相続による名義変更登記はお早目に!」
以上
不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した
不動産業界出身司法書士兼
ファイナンシャルプランナー(FP)の廣森でした。