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FP司法書士
不動産営業マン
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
前回は、主に仲介営業マンの仕事に少しふれましたが、
本日は、新築マンション営業マンの仕事について
(↑しかし、最後に話が変わってます。 😉 )
私は、中古不動産仲介・新築マンション営業の両方に携わりましたが、
同じ不動産営業マンでも新築と中古では、
仕事内容に大きな違いがあります。
まず、新築営業は「売り物が一つ」であり、
中古は「売り物がたくさんある」という点です。
ですから、新築の営業マンはその一つの物件を売却するために、
ありとあらゆる技法を使います。
まずは、豪華で生活感のないモデルルーム。 😀
ここで、新生活のイメージを左脳(論理)にも右脳(イメージ)にも訴えかけます。
例えば、キッチンを説明するにしても、
左脳に訴えかけるセールトークは、データや機能性の説明をするのですが、
右脳に訴えかけるトークは、
「娘さんが、初めて食器洗いを手伝うようになる事」、
「将来、娘さんとこのキッチンで一緒に料理をする事」を、
イメージしてもらえるように説明します。
思うに、よく売る新築マンション営業マンは、
意識しているかしていなか解りませんが、
この右脳に訴えかけるセールス話法が上手ではないかと思います。
ここで、買いたいという意識だけに集中してしまうと、
冷静な判断が出来ません。
「家賃と変わらないから・・・。」「みんなそうしてるし・・・。」
という事になり、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入決断に踏み切ります。
「家賃と変わらないという事で、みなさんそうしてます」というトークは、
日本人は横並びが好きな習性をついたものです。
しかし、家の購入は「一生で一番高い買い物です!」
冷静に、かつ、クールに考えないといけません。
これからの、教育費・車の買い替え・老後資金等の
出費総額をあらゆる角度から検証して、
この金額は銀行から借り入れはできるが、
本当に適正な価格なのかという事を検証しないといけません。
また、検証するにはあらゆるデータを駆使するので、
そろばんや計算機を使って、
思いつきではじき出せるような事ではありません。
購入しようかしまいかを相談するのに、親や親友に相談しても、
「あなたが出来るならそうすれば・・・。」
という心ない一言が返ってきますが、
これは、親や親友が冷たいのではなく、
不動産や住宅ローンの素人の方は、そうとしか答えられないのです。
新築の営業マンで
「〇〇さんは、この物件価格の購入には無理があるので、
500万円ダウンの部屋を購入して下さい。」
という営業マンがいれば本物です。
恐らく、そういう営業マンは少ないし、その一つの物件を担当している以上、
独立性や中立性を保つ事は立場上、どうしても困難なのです。
そして、そういうお客様の事を本当に考えている営業マンは大体、独立してます。
家を購入する際は、本当に適正購入価格の物件なのかを、
一度、独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)にご相談する事をおすすめします。
ここで、大事ポイントは、独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)です。