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宅建主任者試験は民法がキモです。その攻略法・勉強法は?!
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
私が毎週購読している不動産業界紙である「住宅新報」に
↓宅建試験の特集をやっていました。↓
この資格は不動産営業をする上では、
車の運転免許みたいなものです。
なので、
新米不動産営業マンは、
「さっ!」と勉強して、
短期間で「パッ!」と
今年でとるべきやと思います。
さて、
宅建試験について、
宅建民法の攻略法・勉強法を
少しお話ししたいと思います。
まずは、
36点取ればほぼ99.99%通るという事です。
理由は、
過去合格最高点は36点だったからです。
そして、出る課目の主題構成です。
民法等の権利関係 14問
宅建業法 20問
法令上の制限 8問
税金 2問
鑑定評価 1問
需給と取引実務 3問
土地・建物の知識 2問
の以上です。
ここで、36点を取るのであれば、
まずは最重要課目である宅建業法は
満点か1問落とす位の勉強を
しないといけません!
なので、宅建業法は19問を目標にします。
次に、
法令上の制限ですが、
この課目はズバり暗記科目です。
なので、
直前期に追い込むという事で
最低でも8問中6問は押さえましょう!
そして、
税金・鑑定評価・需給と取引実務・土地建物の知識で
合計8問ありますが、
この範囲は広く・浅すぎる難点があります。
なので、
この範囲は過去問だけを一通りするだけで、
全部で8問中最低でも何とか3問は当てましょう!
となると、
以上で合計
19問+6問+3問=28問になります。
よって、
民法を14問中8問取らないといけません。
14打数8安打です。
打率で言うと5割7分1厘です。
つまり、6割目標です!
結構キツイですよね~。
思うに、
宅建試験の合格は民法で決まります。
なぜなら、
法令上の制限や宅建業法は暗記科目なので、
比較的みんな高得点を取っています。
そして、
税金・鑑定評価・需給と取引実務・土地建物の知識については、
実はあまりに広く浅くなので、対策が立てづらく、
下手するとあまりにもマイナーな部分が主題されてしまい、
全く得点が望めないケースがあるからです。
よって、この分野はほとんど神頼みです!
なので、何で差が付くか?
もう、民法しかありません!
確かに、
税金・鑑定評価・需給と取引実務・土地建物の知識も
暗記科目なので、
必死に勉強して高得点を狙うのもありですが、
先程、申し上げたように、
この分野は、メチャメチャ対策を立てづらいのです。
なので、
対策の立てづらい課目に時間を投下する位なら、
難しくて量もあるが、
対策の立て易い民法に注力する方が賢明です。
でも、、、、、、、、、、
宅建民法の参考書って、
あまりええのん無いんですよね~。
全て、語呂合わせやテクニックや図表を用いたもので、
丸暗記集みたいになっています。
確かに、
宅建民法において丸暗記しないといけない部分もありますし、
テクニックや語呂合わせを否定するつもりはありません。
しかし、
民法って、実は丸暗記の勉強法では
試験の時に、全く歯が立たないのです。
そこで、民法って何が大事かと言うと
制度趣旨が一番大事になってきます。
「制度趣旨とはなんぞ?」
という事はここではお伝えしませんが、
簡単に噛み砕いて言うと、
さて、なんて、言いましょう・・・
う~ん??
「基本的な目的とか役割!」とか
「妥当な!」とか
「もっともな!」とか
というようなイメージです。
具体的に言うと、
ここではあえて難しい法律用語は使わずに
①「見た目を重視」
②「取引を保護」
③「意思表示をした人を保護」
④「落ち度がある奴は保護しない」
⑤「事情を知らない人を保護」
⑥「悪さしようとする奴は保護しない」
⑦「中途半端な状態は早く解消」
⑧「放置する奴は保護しない」
⑨「複雑な状態を望まない」
等があります。
特に宅建民法の頻出項目である
意思表示・代理の項目では、
上記①~⑥が関わってきます。
なので、
①~⑥までを理解して
知識を整理して
その分野の問題に慣れれば、
簡単に暗記する事が出来ます。
特に、
毎年民法で躓く人は、
テクニックや語呂合わせや丸暗記に
頼っているのかも知れません。
なので、
一度、私がおすすめしたいのは、
司法試験や司法書士の初学者が
使用するようなテキストを
一度、通読する事をお勧めします。
なんとなく、一見遠回りにみえますが、
それが、宅建民法を攻略する
一番の近道の勉強法です。
そうすると、
きっと今まで丸暗記した事項が
有機的につながります。
イメージとしては、
知識という点と点が結ばれ線となり、
それが平面になり、
そして、立体になり、
さらに磨きがかかって球体になるような感じです。
1年目、司法書士試験を失敗した私がそうだったように・・・。
以上
不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、
不動産業界出身司法書士兼
ファイナンシャルプランナーの廣森でした