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FP司法書士
司法書士業界の常識は、他の業界の非常識です!?
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
今週号の住宅新報で、
不動産屋の独り言という記事で、
「世の末と感じさせる営業マン」
「稼ぐためならなんでもあり」は辞めるべき
という見出しが目につきました。
↓こんな記事です↓
↓アップするとこんな感じです↓
具体的にあげると
不要な費用を上乗せしてしたり、
2重に請求したり、
意味不明の請求をしたりしているようです。
どこの世界の同じですね~。
司法書士の世界でもそうです。
司法書士法・司法書士倫理でも禁止されている、
バックリベート(紹介料)を支払うために、
報酬に3~5万円の費用を上乗せしているケースもよくあります。
実は、これって、司法書士業界でも問題になってます。
確かに、司法書士の報酬は自由化になりましたが、
私は適正かつ妥当な報酬ってあると思います。
仕事をとるために、
紹介料を渡したい事も分らなくもありませんが、
でも、アカンもんはアカンのです。
最近、新人や後輩から
「どうやって不動産登記の仕事をとったらいいですかね~?」
と聞かれます。
以下、この前、私の後輩とのやりとり
後輩 「廣森先生!」
私 「なんや!どないしてん?」
後輩 「廣森先生!
どうやって不動産登記の仕事をとったらいいですかね~?」
私 「お前やったら、どうやって仕事取ろうと思う?」
後輩 「やっぱ、紹介料払わんと無理なんですかね~」
私 「でも、それ、お前アカンねんで!」
後輩 「わかってるんですけどね~・・・。
だったら、全員払わんかったらええんですけどね~」
私 「そやな~。なんか業界でも、どうせバレへんし!
という雰囲気やもんな~。
「それに、俺、思うけど、不動産業界に限らず、
俺らの業界以外では紹介料って当り前やん!」
「だから、バックが無くならないのは
不動産業界が責められるべきではなく、
渡す司法書士がおるさかい
いつまでたっても、無くなれへんと思うねん。」
後輩 「ホンマ僕もそう思いますわ!」
「ところで、先生はどんな工夫してるんですか?」
私 「俺は、HPやブログ経由で
ファイナンシャルプランナー業務という
付加価値を付けてサービスを提供してんねん!
エンドユーザーに浸透していくのは
まだまだこれからやけどな~。」
後輩 「FPの業務でどんなサービスを提供してはるんですか?」
私 「大体、登記って、所詮手続やん!出口の部分やし!
それに、それだけを取ろうと思ったら
色々な紹介料やゴルフ接待とか新地とかって
無駄なお金が必要やん!
でも、一般エンドユーザーの方のお家を買う相談をして、
住宅ローンのご提案をして、
家を買う時に登記手続きの指名を貰うほうが、
一般エンドユーザーの方にも喜んでいただけるし、
仕事やった!っていう感じない?」
後輩 「そうなんですよ!
僕もいつも思ってたんですが、
登記手続き終わったら、
それだけの人間関係ですもんね~!」
私 「せやねん!
それって、めっちゃ俺さびしいと思ってたし、
いつまで経ってもご紹介を頂くという
システムになれへんしな~。」
後輩 「僕この前、借換の登記手続の依頼を受けたんですけど、
家を買った時に登記してもらった司法書士ではなく、
HP経由で誠実そうだったからという理由で
僕に依頼してくれたんですよ!」
私 「お前、男前やから得やな~」
後輩 「いやいや、先生には負けますよ(笑)」
私 「笑いながら言うな!(笑)」
せやけど、お前その借換の手続受けても、
その人に登記手続き以外でなにかサービスを
提供できるもんってあるか?」
後輩 「実は、ホンマにないんですよね~。
登記以外に提供できるサービスがないんで、
お客様のフォローが出来ないんですよ!」
私 「せやねん!だから、俺、不動産営業の経験をもとに、
FP業務の展開もしていってんねん!」
後輩 「先生!
僕もFP資格は一生懸命勉強すれば取る自信ありますけど、
先生は不動産営業の経験があるからいいですけど、
僕は新卒からずっと、司法書士業界なんです!」
私 「でも、俺、全く関係のない
生命保険や損害保険や資産運用とかの話やってんで!」
後輩 「ホンマですか!?」
私 「ホンマやって!」
後輩 「でも先生、FPだけで食べてる人って、
日本でも数えられる位に少ないですやん!
どうやってやっていたっらええんすかね?」
私 「せやねん!
だから、俺もFPで成功している人の話を色々聞いて、
取りあえず、その成功している人のまねから始てん!
そしたら、結構すんなり行くもんやねん!」
後輩 「真似って大事ですよね!
GLAYもBOØWYの真似ごとから、
あんなトップバンドに上り詰めましたもんね~。」
私 「せやな~。武道でいう守破離やわ」
後輩 「そうですね!
僕も先生の所で配属修習の時、
取敢えず裁判事務は先生の真似事だけやってましたもん!
それに、喋る内容まで一言一句違わずに(笑)」
事務局長の中野さんの 真似事から始めたもん!
ホンマに一言一句違えずに喋る真似したり!」
後輩 「先生、僕も一回そのFP塾 の説明聞きに行きますわ!」
私 「おう!塾長 も喜びはるわ!
なんせ、塾長 は日本に士業系FPを仰山輩出して、
日本の士業とFP業界を根底から変えたいと言って
憚れへんからな~。
今でも俺の司法書士FPも含め、
税理士FP・行政書士FPと多く輩出してるし!」
後輩 「先生、ホンマに僕もFP資格とったら、先生みたいに
住宅や保険や資産運用の提案って
出来るようになりますかね~?」
私 「アホ!俺に出来たらお前やったら絶対出来るわ!
なんせ、俺とお前とでは頭の出来が違うやんけ!」
後輩 「ホンマに出来ますかね?」
私 「お前やったら出来るって!
結局は方法論を知ってるか知らんか?
気付いたか気付かんかだけの話やと思うねん!
それで、その事を気付かしてくれるか、くれへんか?
方法論を教えてくれるか、くれへんかだけのことやと思うねん!」
後輩 「先生、取敢えず9月試験の
FP技能士2級の問題集と参考書を
早速買うてきますわ!」
私 「おう!そうせい!そうせい!
俺も同じ志の仲間おったら頼もしいし!」
後輩 「なんか、めっちゃ、ワクワクして来ましたわ!」
私 「せやな~。
俺も塾長の宮田 さんや事務局長の中野さんと 話してたら、
お前みたいな気持ちなったもん!」
と言う様なやりとりがありました。
今、新人から若手・中堅に到るまで、
共通した悩みがあります。
それは、、、、、、、、、、、、、、、、、、
独立して食べていけるんやろか・・・?
という悩みです。
さて、
司法書士に合格すると、新人研修があります。
その時、司法書士法や司法書士倫理をたたきこまれ、
司法書士の懲戒事例について、徹底的に仕込まれます。
そこで、新人は思うのです。
司法書士って、営業活動出来ひんやん・・・。
実は、司法書士って、
ファックスDMをしたらダメなんです。
笑うでしょ(笑)
理由は
「不意打ちの要素」があるからです。
でも、それって、
開業して近所の銀行に飛び込みで営業行くのも、
不意打ちですよね~(笑)
それと、今の新人や若手には
「正直者がバカを見る」という雰囲気があるので、
独立を躊躇させています。
それを具体的に言うと、
以下のとおりです。
「バック払ったらあかんけど、バレへんし、やってみようかな~!?」
「アカン!アカン!それはアカン!」
「でも、バレへんから言うて、やってる奴もおるしな~。」
「なんか、司法書士業界って、結局、正直者がバカを見るやん!」
という感じです。
もう、
仕事を待ってても
仕事が来る時代は終わりました。
もちろん、
司法書士法違反、
司法書士倫理違反をして仕事を取ってもダメです!
「登記の仕事を下さい!」
と下請け体質では、
恐らくいきのこれないでしょう!
なので、これからは司法書士も
新たな仕事を作りだす工夫が求められます!
ですが、
それっていかなる業界でも一緒なんですけどね~
司法書士業界の常識は他の業界の非常識
司法書士業界の非常識は他の業界の常識
とはよく、言ったものです。
以上
不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、
不動産業界出身司法書士兼
ファイナンシャルプランナーの廣森でした