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家族信託
民事信託、家族信託を初めて受けた場合(若手司法書士向け)
毎度です!
大阪吹田市の司法書士兼
家族信託専門士の廣森良平です。
家族信託、民事信託を受けるとなると、
まずは、知識武装です!
なので、最低限、
買いそろえなければいけない書籍を
ご紹介します。
ちなみに、私は
信託に関する書籍だけでも
46冊ほど持っています。
↑しょっちゅう調べものしているので、
デスクのとなりに信託専用の本棚を
自分で取り付けました。
その中でもおすすめの書籍を
7冊ご紹介いたします。
ⅰ)民事信託実務ハンドブック
ⅱ)新訂 新しい家族信託
ⅲ)信託を活用した新しい相続・贈与のすすめ
ⅳ)逐条解説新しい信託法
ⅴ)家族信託まるわかり読本
ⅵ)信託登記の実務
ⅶ)信託目録の理論と実務
こんな感じでしょうか?
それでは、一つ一つ書評を述べていきます。
(あくまで私の感想です)
ⅰ)民事信託実務ハンドブック
法律面及び税務面について豊富で詳細な
解説や事例があります。
また、
一般社団法人民事信託推進センターが編集し、
監修している方も信頼のおける方です。
ⅱ)新版新しい家族信託
日本で一番家族信託で有名な
実務家兼学者の遠藤先生の著作です。
しかし、私は
「実務的に無理なのでは?!」
と反論したくなる部分があります。
(多分私の理論の方が正解だと自信があります)
その他の記載事項については
かなり信頼できる内容であると思います。
ⅲ)信託を活用した新しい相続贈与のすすめ
特に税務関係について、
Q&A方式で非常に検索しやすく、
かつ分かりやすいです。
ⅳ)逐条解説新しい信託法
立法担当者が信託法全270条の条文を
解説している良書です。
なので、
条文の制度趣旨、立法趣旨が
詳しく解説されています。
ちなみに、
信託実務は今現在発行している書籍に
記載してない事が多いです。
となると、どうするか?
基本に立ち返り、立法趣旨や制度趣旨から
自分なりに判断しなければなりません。
つまり、
ここで自分なりの理論を構築し、
家族信託、民事信託の専門家として
その理論に責任を持たなければ
いけないことになります。
なので、
その理論を構築するうえでも
この本は実務家必携の図書です。
この本は、私の
「バイブル」
と言っても過言ではありません!
ⅴ)家族信託まるわかり読本
家族信託普及協会の代表理事である
司法書士 宮田先生の著書です。
恐らく、日本でも5本の指に入る位の
民事信託、家族信託では有名でかつ優秀な
実務家の司法書士です。
(自分では勝手に私の師匠と思っています!)
そして、豊富な事例を織り交ぜ
コンパクトにまとめられている
良書だと思います。
ⅵ)信託登記の実務
ⅶ)信託目録の理論と実務
以上の2冊は、司法書士なら必携ですよね!
言うまでもありません。
信託法初心者の人は
まず、ⅲ)とⅴ)を通読して、
頭に徹底的に叩き込むといいでしょう。
あとは、辞書のように必要事項を
ピックアップしていけばと思います。
いかがですか?
最低限、
これくらいの知識を入れておかないと
「僕はとても無理なんじゃないかな?!」
と思います。
さらに言うと、
これくらいの知識を持てないようでは
民事信託、家族信託の依頼を
受けるべきではありません。
そういう人は
司法書士業務の中でも
「簡単なものだけ」
やっていればいいと思います。
続きは次回・・・。