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司法書士業界のバブル、今は昔…。その2(過払請求)

今回は、「狂乱?!の過払請求」についてお話します。😊❗

1 過払請求とは

過払請求とは、

消費者金融会社や信販会社(以下、「サラ金等」という。)に対して、

払い過ぎた(過払)利息を取り返す業務のことです。💰🔙

詳しい法律論は今回割愛しますが、

サラ金等と通算で6年位の取引を継続すると、

十中八九サラ金等に対して利息を払い過ぎており、

それ以上の取引をサラ金等と継続したとすると、

10年の取引では多い人で約100万円、💴

20年の取引では約200万円位の過払が発生します。💴💴❗

サラ金等を利用する人は、

借りては返す自転車操業を繰り返すため、🚴💦

多くのサラ金等と取引をします。

なので、5社と通算10年間くらい取引すると、

1社あたり100万円の過払が発生しているので、

合計で500万円の過払いが発生することになるのです。💴💴💴💴💴❗

そこで、取り返した額の20%を報酬だとすると、

約100万円の報酬ということになります。💴❗

2 実際の実務

ここで、

なぜサラ金等は素直に過払い金の返還の応じてくれるのか❓

という疑問が発生すると思います。🤔

その理由は、

仮に裁判をするとサラ金側が99%負けるからです。‼️

また、高額の報酬が発生するため、

さぞかし難しい業務と思いきや、

全くそんなことはなく、

業務は完全にテンプレ化されておりました。

払い過ぎた利息の計算も

エクセルで簡単に算出できますし、

裁判で訴えるときの訴状も

金額と当事者を打ち換えるだけで済みます。💻

また、訴訟だと時間や収入印紙や切手等がかかるので、

実際は示談で話をするのが通例でした。

その流れとしては、以下のとおりです。

❶A4の紙一枚の「過払請求書」というものをサラ金等にファックスで送信 📠

❷サラ金等担当者から電話があり示談で和解を進め和解書のやりとり 📞

❸司法書士の代理人預かり金口座に過払い金が入金される 🏧

❹入金された過払い金から報酬を差し引き、残額を依頼者に返還する 🔙

以上が実務のやりとりであり、

司法書士本職が関与するのは、上記❷だけであり、📞

他の部分は資格の無い補助者でも簡単にできる業務なのです。❗

3 色々な噂

前述のとおり、非常に簡単で時間もかからない業務であったので、

全国の司法書士は濡れ手に粟のように非常に潤いました。🥳✨💰✨

私の聞いたところでは、

『過払い御殿を建てた年配の司法書士がいる』とか、

『梅田阪急メンズ館で「ここからここまでの洋服を全部下さい!」と爆買いする若手司法書士がいる』とか、

『北新地で一晩100万円散財する中堅司法書士がいる』とか

という、景気のいい話を頻繁に耳にすることがありました。🥳✨💰✨

そして、これらの話も、

時は平成20年頃のリーマンショックで不景気真っ只中だったので、

司法書士の濡れ手に粟のような噂話が、余計に目立ったのかも知れません。

また一方で、

金銭感覚が麻痺して仕事のやる気を無くした司法書士が、

先物取引等の投機に手を出し、

挙句の果てには莫大な借金を抱えてしまい、

依頼者のお金に手を付け(つまり「横領」)、

足を踏み外した司法書士もいるという噂も耳にしました。😱💦

4 最後に

過払バブルが発生したのが、およそ平成17年頃であり、

その後、法律が改正し、

平成23年頃を境に、過払請求バブルは崩壊しました。

過払い請求しかしてこなかった司法書士は淘汰されていると思われ、

今はどうなっているかは分かりません。

確かに、

過払いに浮かれた「狂乱!?」の司法書士が数多く存在し、

マスコミや他の業界から「濡れ手に粟の過払司法書士」と揶揄され、

負の側面があったのは事実です。

しかし、その反面、

本当に数多くの生活困窮者の生活を立て直し、

上限金利(グレーソーン金利)の撤廃という

社会的ムーブメントを巻き起こした正の側面もあったという点が、

司法書士業界としての矜持をギリギリ保ったのではないかと私は思います。

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。