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任意売却
もしかして、司法書士って、「白い巨塔の里見先生」とちゃうん?!
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
本日、師匠のFPである
LBプランニング代表 中野敦成 さんと
来る11月に開催されるFP協会継続研修の打ち合わせです。
なんと!
私がFPの方々の研修講師を担当します。
研修内容は「個人再生住宅資金特別条項」です。
ことの発端は、
という勉強会に参加し、
そこで2回程、研修講師を担当した所、
師匠から「FPの継続研修の講師も是非!」
という事で、
私が、0.03秒位で「ハイ!謹んでお受けいたします!」
と即答したのがきっかけです。
大まかな内容を申し上げると、
色々な理由で、住宅ローンの支払いがきつくなり、
住宅ローン・税金・他の借入れ等を滞納してしまい、
途方に暮れている方に対して、
ベストな方法をFPとして
どの様な提案をするのかという様な内容です。
この様な方々には、
色々な事情や状況があり、
大きくまとめると3パターンに分けられます。
①現在の低金利の住宅ローンに借換えて、
金利軽減効果を狙い、毎月の返済額を劇的に落とす。
②もはや、他の借入や税金等の支払いも滞納しており、
到底住宅ローンを支払う余力が無いという事で、
任意売却という手法をやむなく選択する。
③そして、個人再生住宅資金特別条項です。
イメージとしては、
①の借換の手法は病気で言うと風邪を引いた位なので、
さほど重病ではなく、
町医者に対処してもらうと言った感じでしょうか・・・。
②任意売却は、
もはや大事なお家を売らないといけない状況なので、
ガン手術です。
抜本的な解決であり、イメージでいうと、
ドラマの「白い巨塔の財前先生」と言ったところでしょうか・・・。
最後に
③個人再生住宅資金特別条項ですが、
これは、税金の滞納をしていても、
お家を差押されていても、
保証会社が住宅ローンを代位弁済していても(但し、代位弁済して6ヶ月以内)、
条件があえば、
住宅ローン以外の借入金を
裁判所を介入させ、
抜本的に圧縮する方法です。
なので、
既にガンを罹患しているが、
手術とまではいないけれども、
抗がん剤や放射線治療を施すような感じです。
となると、
白い巨塔で言えば、里見先生と言ったところでしょうか・・・。
ところで、
私は、司法書士合格後、司法書士にはならず、
不動産業界を経験し、
任意売却のメリットもある程度熟知しております。
そして、司法書士になってからは、
小規模個人再生住宅資金特別条項についてのノウハウを
今年で10年のキャリアを積み上げています。
さらに、
去年からFP事務所も併設し、
借換案件も扱うようになりました。
なので、私は
近所の町医者でもあり、
白い巨塔の財前先生であり、
里見先生でもあるわけです。 ←すみませんちょっと美化しすぎてます
すみません!
冗談はさておき、
実は個人再生住宅資金特別条項を選択出来る人は、
任意売却の手法も選択する事が出来ます。
となると、
どういう事が言えるかというと、
個人再生住宅資金特別条項を選択する事が出来たのに、
早まって、任意売却の手法を取ってしまっている人もいる
と言う事です。
イメージで言うと、
里見先生が患者さんの希望で
抗がん剤治療や
放射線治療の方向性(小規模個再生住宅資金特別条項)も検討したい
と言っているのに、
財前先生が「ガンです!即、手術です!(任意売却)」
と言ったシーンを思い出していただけたらと思います。
つまり、
相談者の方の希望や今後の将来の思いのたけや人生感、
そして現実的なお金の面を総合的に考慮してからでないと、
住宅ローンに困っている人を助ける事は出来ない
と私は思っております。
皆さんは、
里見先生(個人再生住宅資金特別条項)と
財前先生(任意売却)の
どちらが、良いと思いますか?
ちなみに、
私はドラマの財前先生の
凛々しさや力強さや仕事の出来る感に憧れていますが、
私の得意技は里見先生の
放射線治療や抗がん剤理療(個人再生住宅資金特別条項)です。
お後がよろしいようで・・・・。
以上
不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、
不動産業界出身司法書士兼
ファイナンシャルプランナーの廣森でした