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廣森の経歴 受験時代
廣森の経歴 辛くも充実していた受験時代 その21
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
京都地方法務局に到着 しました。
以下弟とのやりとり
僕 「あれっ?!お前見にけーへんのん?」
弟 「いや・・・。俺ええわ・・・。」
僕 「なんでやねん!」
弟 「いやっ!?兄ちゃんの番号が無かった時、俺どうしたらええかわからんし」
僕 「ええやん!来いや!!」
弟 「いや・・・。ええわ・・・。車で待っとくわ・・・。」
僕 「そうか・・・。ほな、見に行ってくるわ!」
と弟なりに気を遣っていたようです。
掲示板を探し、
そして見つけると、
少し人だかりが出来ています。
「あそこか・・・。」
と思いながら、以下の事が去来しました。
「そやけど、俺、受験番号1番やから他の奴と違って探し安いやろな~」
「なんせ、掲示物の一番左上を見とけばいいし・・・。」
と思いながら、
ゆっくりとゆっくりと掲示板に近づいて行きました。
「あっ・・・。遠目でなんか一桁の数字がある・・・。」
「あっ・・・。でも1とよく似た7番かも知れへんし・・・。」
「あっ・・・。確かに、一桁の数字が1個だけ確かにある・・・。」
「えっ・・・?!あれ、7番か・・・?!」
「待て、待て、もうすぐや!もうすぐ分かる・・。」
「うわっ?!ホンマに一桁の番号は一つだけや・・・。」
「うん?!あれ1番ちゃうん??・・・。」
「待て、待て、まだやまだ喜んだらアカン・・・。」
「いや・・・。でも、あれって、ホンマに1番ちゃうん・・・?!」
「もうちょっとや、もうちょっとではっきり分かる・・・。」
「いや!あれ絶対1番やって!」
と心の中で去来しながら、
私はいつしか掲示版の目の前に到達し、
掲示板の前でポツンと立ちつくしていました。
「1番やん・・・。」
「1番あるやん・・・。」
「絶対これって1番やん!」
「俺の1番あるやん!」
「やった!」
「やった!!やった!!」
「ホンマにやったった!!!」
「よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
と心の中でデッカイ声で叫びました。
叫ぶ事が出来なかったのは、
周りで落ちて肩を落としているやつがいたからです。
2分位、掲示板の前で立ちつくし、
ずっとずっと1番を眺めてると、
「涙が止まりませんでした・・・。」
1番という数字が涙で霞んでみえます・・・。
脳裏には
「新卒時の直属の部長の顔が一番最初に出てきました・・・。」
「部長、約束通り3回以内で受かりましたよ・・・。」
と心の中で呟いていたと思います。
実は、仕事を辞めてから勉強している時は、
「絶対に部長見返したんねん!」
「見とけよ部長!!」
というある種、「負のマインド」で勉強をしていましたが、
この時は何か少し達観した気持ちで、
心の中は「明鏡止水」の様に、
心の底から部長に感謝していた自分がいてました。
そして、次々と
両親、
兄弟、
親友、
そしてその昔、交際していた恋人の顔までが
浮かんできました。
「みんな、ホンマにありうがとう・・・。」
「みんながおらんかったら絶対に結果なんか出せなかった・・・。」
「みんな、ホンマにありがとう・・・。」
と心の中でつぶやき、
色々な人の顔や思い出が甦ってきました・・・。
そして、車に戻り、
弟に合格を告げると
「やったったやん!」
「良かったなーー!」
「兄ちゃんの頑張り凄かったもん!!!」
と弟も自分の事の様に喜んでいました。
家に帰り、父と母、姉と妹に報告し、
すき焼きで家族で祝杯を挙げました。
高校時代からの親友とも
十三の居酒屋とキャバクラを数件はしごして、
そのお代は全て、
親友が奢ってくれました。
親友には
「今までぎょうさん奢ってくれて有難うな~」
「これから、俺もぎょうさん奢ったるからな~」
と言っていたと思います。
次は口述試験です。
予備校4校の口述対策模試を全て受け、
もう一度、過去問も熟読し、
万全の態勢で口述にのぞみました。
そして、最終合格・・・。
私の長かった受験時代は終わりを告げました。
年は26歳と2ヶ月です。
今思えば、ホンマに若造です(笑)
僕みたいなアホな人間が幸運にも
2回目の受験でなぜ合格できたのか?
確かに、周りの人間のお蔭です。
それは、絶対に間違いないのですが、
ここで少し現実的に分析したいと思います。
やはり、一度社会人を経験し、
1年でも仕事をしたという事に尽きると思います。
仕事というものは結果です。
仕事とは、結果というゴールを設定し、
そこから逆算してコストパーフォーマンスや効率を考えて、
結果を出すと言う事だけにフォーカスして、
ゴールに向かって懸命に打ち込む事だという事を
社会人時代に教わりました。
なので、
司法書士最終合格という結果を出す事は、
僕の一つの事業(仕事)として、
毎日仕事に打ち込むように
懸命に勉強をした結果だと思っています。
以上のようなメンタリティになれたのは、
「やはり社会人時代の部長のお蔭」
だと今でも本当に思っていますし、
合格発表の時に一番最初に部長の顔が浮かんだのも、
そのためだと思うんです。
次回からゆるねたシーズン
「不動産営業マン時代」です。
なぜ、司法書士合格後、
司法書士にはならず、
不動産営業マンになったのか?
その理由が次回から明らかになっていきます・・・。
次回もお楽しみ・・・。
以上
不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した、
不動産業界出身司法書士兼
ファイナンシャルプランナーの廣森でした