ブログ

カテゴリー

廣森の経歴 激動の不動産営業マン時代  その26

毎度です

 

不動産営業出身 大阪・吹田市の

 FP(ファイナンシャルプランナー)兼

司法書士 廣森良平です。

 

 

本日もゆるねた。

 

 

前回の続き

 

 

 

 

さて、最初のアポイントです。

 

 

 

老夫婦の方が来られ、

 

ほとんどマンションの話はせず、

 

地元の話をしておりました。

 

 

 

 

実は、中学時代の約2年程、

 

この現場の近所に住んでいた事もあり、

 

地元の話で盛り上がりました。

 

 

 

 

その老夫婦の方は、

 

「絶対に最上階」

 

希望のような感じでした。

 

 

 

 

そして、大阪城と歴史上の人物で豊臣秀吉が

 

大好きとの事。

 

 

 

 

受験時代に

 

司馬遼太郎の「新史太閤記」を読んでいたので、

 

豊臣秀吉の話で盛り上がりました。

 

 

 

 

話をしていると、そのお客様のタイプは

 

僕が思うに以下のとおり。

 

 

 

1⃣「大阪の人情味のあるおじいさん」

 

→僕もコテコテの大阪人のため、この様なお客様は大好きです。

 

 

 

2⃣「昔、自分で商売をしていて身なりもシャンとして、お金持ちそう」

 

→間違いなく、現金キャッシュ 買いのお客様

 

 

 

3⃣「データとか資料とかの話は不要そうな人」

 

→むしろ、嫌がられる

 

 

 

4⃣「経営者タイプで結論から入る人」

 

→即、結論。

 

 

 

やはり思っていたとおり、

 

すぐに、条件面の話になりました。

 

 

 

最上階3900万円の住戸です。

 

 

 

ちなみに、

 

値引き幅900万円で定価で売ると、

 

なんと「900万円の利益」です。

 

 

 

ある程度、話を詰めていき、

 

「結局どんな条件だったら買うのか!?」

 

という話になり、

 

150万円程の諸費用をまけてくれとの事。

 

 

 

このまま契約に持ち込もうと思いましたが、

 

上司から横やりが入りました。

 

 

 

理由は

 

「諸費用サービスを、もっともったい付けてサービス出来るように絵を描く!」

 

との事。

 

 

 

 

僕は「このお客様はそのような事をしなくても大丈夫」

 

と思っていましたが、

 

上司の指導には逆らう事は出来ません。

 

 

 

具体的にいうと

 

「もっとサービスをもったいつけて、

 

 僕とお客様が一蓮托生で、自分の上司を撒き込んで、

 

 売主である事業主をある種「悪者」にして、

 

 サービズの承諾を事業主から取り付けるという風にしろ!」

 

との事。

 

 

 

そして、

 

サービスの承諾を取り付けたという事は

 

上司の俺が入って、最後まとめるとの事でした。

 

 

 

「そんな手の込んだことせんでも・・・。」

 

と思いましたが、

 

確実に契約を取るために

 

上司も必死やったのでしょう!?

 

 

 

これは、心理学的に言うと、

 

「共通の敵を作って、ともに戦うという図式を演出し、

 

 お客様と僕の一体感を作り、

 

 その物件と私からお客様を離さない」

 

という作戦です。

 

 

 

 

恋愛 でもこんな事って、あるかも知れませんね・・・。

 

(やった事ないけど・・・ (笑))

 

 

 

そして、無事に契約し、

 

平成12年2月、

 

私は売上3750万円

 

利益750万円を1ヶ月であげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社で拍手喝采です!

 

 

 

 

会社で東京から社長がお見えになっており、

 

私の成績を書いている黒板を「じっ」 と見てます。

 

 

 

 

遠目で見ると、

 

社長がとなりの部長に

 

「この廣森は誰や?」

 

と語りかけているような感じでした。

 

 

 

 

「おお!!東京に来いというオファーあるかもしれへんな?!」

 

と思ってましたが、

 

結局、何もなしでした(笑)

 

 

 

 

さて、

 

平成12年2月は、

 

売上ではトップになれませんでしたが、

 

利益はダントツトップを取りました。

 

 

 

 

そして、トップを取ったご褒美として、

 

会社から3月の「大阪春場所の升席」のチケット

 

貰いました。

 

 

 

 

部長には

 

「部長!私は売上でトップを取っていないので、これは貰えません!」

 

と言うと、

 

「いやいや!お前にそれを貰う権利が十分にある!」

 

との事でした。

 

 

 

 

実は、心の中では

 

「俺が貰わんで、誰が貰えんねん!」

 

と少し、いい気になっている僕もいました。

 

 

 

 

しかし、

 

新卒で入った会社ではアカンたれ、

 

今の会社でも最初6ヶ月数字0の僕だったので、

 

謙虚さも大事でしたが、

 

これぐらいの自信過剰もええのではないか

 

と思っていました。

 

 

 

 

ともあれ、初めて、升席で大相撲を見ました。

 

 

 

 

貴乃花・若乃花・曙・武蔵丸も良かったですが、

 

その後、総合格闘技に転向した、

 

戦闘竜の体つきがエグかったのを覚えてます。

 

 

 

 

 

時は平成12年3月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年齢は27歳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不動産を売るしんどさとやり甲斐を

強烈に認識した、

僕の遅すぎる

ビジネスマンとしての春でした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、まだ彼女はいません・・・。(笑)

 

 

 

 

 

続きは次回・・・。

 

 

以上

不動産法務・不動産実務・不動産登記に特化した

不動産業界出身司法書士兼

ファイナンシャルプランナー(FP)の廣森でした。

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。