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チラシ撒きという仕事について

不動産営業出身 大阪・吹田市の

FP(ファイナンシャルプランナー)兼

司法書士 廣森良平です。

 

 

不動産営業マンで大事な仕事に

 

「チラシ撒き」(ポスティング)があります。

 

 

チラシ撒きをする理由は、

 

歩きながらポスティングする事により土地勘がつかめるからです。

 

そして、その地域の方たちに会社名と名前を覚えてもらう目的もあります。

 

 

私もよくチラシ撒きをしましたが、普通にダラダラとやっていても、意味が無いので、

 

土地勘を付けたり、売り物になりそうな物件や穴場くさいお店を探したりと楽しんでいました。

 

 

また、人間は歩くと色々な考えが浮かんだり、閃いたりします。

 

 

今のFP(ファイナンシャルプランナー)兼司法書士事務所形態も、

 

不動産営業マン時代のチラシ撒きをしている時に閃きました。

 

 

ところで、司法書士がチラシ撒きをすると、司法書士会からお呼び出しがかかり、

 

「品位がない」と注意されます。

 

 

そこで、「なぜチラシを撒くと品位がないのか」という司法書士会の判断基準は、

 

実は、それぞれの県の単位会によって、まちまちです。

 

 

なぜなら、どの様な行為について「品位がない」のかという、

 

確固たる基準がないので、恣意的(気ままで自分勝手な事。論理的な必然性がなく、思うままにふるまう事)

 

に品位がないと言ってように思われます。

 

 

 

となると、チラシを撒くと品位がないという司法書士会は、

 

必死にチラシを撒いて売上を上げる業界の事を、

 

「品位がない」と心の片隅で思っている事になります。

 

 

今は、金融機関も住宅ローンの借換のチラシ」を撒いていますし、

 

不動産業界がチラシを撒きをやめる事は恐らくありません。

 

 

となると、司法書士は金融機関や不動産業界からの仕事がほとんどなのに、

 

その仕事を貰う業界に対して「品位がない」と言ってるようなものです。

 

 

確かに、司法書士は公益のための資格制度なので、営利を追求してはだめなのですが、

 

他の業界や士業では当たり前でまともな営業活動すらも「品位がない」という決まりがあるゆえに、

 

若手が開業しても廃業せざるを得ないというのが今の現状です。

 

 

これでは、いつまで経っても能力やアイデアのある若手司法書士が台頭してきません。

 

 

よく、「司法書士会の常識は他の業界の非常識。司法書士の非常識は他の業界の常識」

 

と言われますが、まさにその通りだと思います。

 

 

本当に、このままだと隣接資格の行政書士や弁護士にとって代わられる時代が到来し、

 

司法書士という資格制度自体が無くなってしまうかもしれません。

 

 

ところで、私は、司法書士という仕事が大好きです。

 

弁護士や行政書士とはまた違った良さがあります。

 

 

しかし、現在は司法書士より、弁護士と行政書士の方が、知名度が上です。

 

 

よって、現在、私も含め司法書士全員は、

 

司法書士制度は存亡の危機という事を自覚し、

 

いかに依頼者やお客様に安全で豊かな生活を送って頂くか、

 

それをする事によって、いかに地域社会に貢献できるかと言う事を

 

考えていかなければなりません。

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。