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不動産取引
マンションと防犯
毎度です
不動産営業出身 大阪・吹田市の
FP(ファイナンシャルプランナー)兼
司法書士 廣森良平です。
本日は、マンションの防犯のお話し。
基本的に新築マンションは、建つ前から販売を開始します。
未だ建っていないので、実際に出来た時の模型を作ったりして、
全体と廻りの感じを購入予定者の方に、
出来る限り、イメージし易いようにしています。
しかし、限界があります。
例えば、防犯性の面で述べると、
隣のマンションやビルの非常階段等から、
購入予定のお部屋のバルコニーに、
大人だったら、つたって行けるような時です。
模型ではわかりません。
たまに、自宅マンションを売却理由の一つに、直接的ではないですが、
「空き巣に入られたし・・・。」という理由があります。
一度空き巣に入られたら、
二度とその空き巣には入られないだろうと思いますが、
一度、ケチのついた住まいに、
二度と住みたくないという人もいらっしゃいます。
また、空き巣に一度狙われたら、
何か特別な防犯対策を講じていない限り、
そのお住まいは空き巣にとって、
狙われやすい条件が
整っているかもしれません。
なので、新築マンション、そして、新築マンションに限らず、
中古マンションでも購入を検討される際には、
購入希望住戸の回りの建物との隣接状況等を
十分に把握する必要があります。
新築マンションでイメージ出来ないのであれば、
今回は「パス」するか、
実際に建ってから判断すべきかと思います。
中古マンションなら実際に目視して確かめましょう。
新築マンション購入の際には、
建ってからでは希望の住戸が売れてしまう可能性があるかも知れませんが、
明らかに廻りの物件との隣接状況から見て、
防犯性に欠ける新築マンションを購入すべきではありません。
ちなみに、空き巣に入られた事を重要事項説明書に記載する必要は、
宅建業法上意見が分かれるところですが、
売却理由に「空き巣に入られた」という事を仲介業者が聞いてしまったら、
出来れば重要事項説明書に記載する事がベストでしょう。
後々に、購入者が隣近所から空き巣に入られた事を知った時に、
トラブルになる可能性は非常に高いと思われるからです。