ブログ

カテゴリー

司法書士廣森の事件簿 ~犯罪行為に加担するのか?!その1~

今回は表記タイトルについて、お話していきたいと思います。🙂❗

1 不動産会社の営業マンから一本の電話

先日、取引先不動産仲介会社の営業マンから一本のSOSの電話がありました。📞💦

2 司法書士の登記手続きの責任

我々司法書士は、犯罪に加担するような登記手続きを行ってはいけません。

最近では、日本司法書士会連合会の副会長が架空の登記をしたことで、

元芸能人と共に警察に捕まりました。

今回のケースでは、

登記手続きが確実に犯罪に加担する、もしくは加担するおそれがあるのであれば、

司法書士は職責上、その手続きを受けるべきではありません。

しかし、犯罪に加担しないことが確実に見て取れるのであれば、

司法書士は絶対に登記手続きをする義務があります。

なぜなら、

「司法書士は正当な理由なく、登記手続きの依頼を断ってはいけない」

と法律上、きちんと決められているからです。

3 今回のケース

今回のケースでは、売主の不動産取引が、

売却代金を犯罪に使用、逃走資金の確保、罪証隠滅、

売主に組織的犯罪が疑われているかどうかがポイントとなります。

仮に、上記のうちどれか一つにでも当てはまれば、

今回のケースにおいて登記手続きを受けるべきではありません

なので、上記のいずれにも当たらないという確証があれば、

司法書士は売主のために、登記手続きを行う義務があるといえます。

ひいては、買主、仲介した仲介会社やその担当者のためにも、

登記手続きを行うためにベストを尽くしていかないといけません。

では、どうするのか?

次回、その詳細をお話ししていきたいと思います。🙂❗

これは知っておいて欲しい記事です。是非お読みください。